最近、ホスティングの用途に「社内インフラとして使う」といったことがあります。また、ホスティング事業者もこうした用途での利用を予定したサービス(プラン)を提供しており、各種設定を「コントロールパネル」と呼ばれる画面をWebブラウザから操作できるようになっています。しかし、これらはすべてのホスティング事業者で共通ではなく、「できること」「できないこと」に違いがあるほか、その操作性は異なり、使い勝手も大きく変わっています。
そこで、社内インフラとなるユーザの追加・変更・削除や、Webサイト/メールの設定などを、どのようにして行うかを実際に操作することで、その使い勝手を探っていきます。
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- 多くの場合、管理負担は少ないことに越したことはありませんので、管理を@YMCに委託する「マネージドサーバー」を使用します。それでは、さっそく「マネージドサーバー」をオンラインから契約します。 契約が完了すると1日程でメールが届き、契約関連の書類がダウンロードできるようになります。書類には、通知書/アカウント情報/設定情報などが記載されており、すぐにでもサービスをはじることができます。 今回はオプションとして、「システム監視」「バックアップサービス」をつけているので、その書類も同時にダウンロードしています。これは、あわせて初期費用が15,750円、月額費用6,300円と低価格であることから、これを保険代と考えて使用することにしています。
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- まずはコントロールパネルを表示させます。それにあたっては、メールを送受信またはWebメールへのログインが必要です。このような操作は面倒なことですが、こうしたフィルタを通すことでセキュリティが保持されていると考えると、安心感がします。Webメールのログイン方法は、「アカウント情報」の記述にしたがって行います。
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- 次にコントロールパネルに表示させます。Webメールと同様に「アカウント情報」にしたがってログインします。ログインすると、サーバのディスク利用状況が表示されます。ログインのたび、ディスク領域が不足していないか確認することができます。
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- ユーザ管理はコントロールパネルの左にあるナビゲーションバーの「アカウント管理」から行えます。さっそく、アカウント管理をクリックしてみましょう。すると、サブメニューが表示されて、何を設定できるのかが一目でわかります。
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- 新たにアカウントを作成するには、「新規アカウント作成」ボタンをクリックします。続く画面で、アカウント名、パスワード、転送設定(メール)を設定し、「アカウント作成」ボタンをクリックして完了です。
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- アカウント設定を変更するには、ナビゲーションバーの「アカウントの設定変更」ボタンをクリックします。すると、アカウント名の入力が求められます。ここで変更対象のアカウント名を入力して「設定変更」ボタンをクリックすることで、個別の設定画面がでてきます。 特定のアカウント名に関してだけ修正するなら「アカウントの設定変更」を使用し、複数のアカウントに関して修正するなら「アカウント一覧」を使用するといったように使い分けることができます。
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- メールを使うにあたって、何といっても迷惑メールの処理はしておきたいところです。特に公開されているアドレスには処理しきれないほどの迷惑メールがくるので、抑えておきたいところです。 それには「メール管理 → 迷惑メールフィルタ」をクリックします。すると、アカウント名の入力が求められるので、対象のアカウント名を入力します。これで設定画面がでてきます。 また、コントロールパネルに作成したアカウントでログインすれば、管理者ではなくてもアカウント利用者で設定もできますので、管理者の手を煩わせなくても利用状況にあわせた設定変更ができます。
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- 初期設定ではフィルタが設定されていないため、まずはここから設定しましょう。設定項目は「迷惑メールを検出したときの処理方法」と「迷惑メールの判別方法」の2つに大別され、それぞれ3項目と8項目あり、詳細な設定が行えます。項目数が多いのですが、各項目を設定することの意義が明示されているので、設定にとまどうことはないでしょう。
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- Webサイトの設定を行うには、ナビゲーションバーの「ホームページ管理」をクリックします。すると、ホームページ管理に関するサブメニューが表示されます。 主な機能としては「CGI設定」があります。ここではよく使われるCGIがまとめられており、使用したい機能の「設定」ボタンをクリックすることで、インストールおよび簡易設定が行えるようになっています。機能の詳細については、それぞれの名称のリンクをクリックすることで確認することができます。
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- 「アクセスログ」は、人気が高いWebページを把握したり、どこから訪問している人が多いかなどの概要を把握するうえで有用です。ECサイトの運営を行うための基礎情報としても有効な情報を入手することができます。もっと、詳細な分析をおこないたい場合はオプションの「Urchin」を使うとよいでしょう。
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- 「システム管理」からは、「ディスク容量確認」「簡易バックアップ」「データベース管理」が行えます。煩わしいサーバ管理もマネージドサーバならこれだけで済みます。 「ディスク容量確認」では、特別な操作は行いません。コントロールパネルのログイン時に表示されたシステム全体の容量および使用率が、さらに詳しく確認できます。また、オプションの「システム監視」を追加すれば、異常時にはメールで通知されるようになりますので、頻繁にこのページを見なくても安心できます。
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- 「簡易バックアップ」は、「ホームページ領域」と「SSLホームページ領域」のそれぞれのバックアップファイルを作成したり、バックアップファイルにより復元したり、バックアップファイルをダウンロードしたり、削除するといった操作が行えます。 簡易バックアップの操作は非常に簡単ですが、毎日自動的に外部のサーバにバックアップしてくれる「バックアップサービス」は、信頼性が高く、運用の効率もあがりますので、お勧めのオプションです。
@YMCのVPSマネージドサーバーのコントロールパネルのメニューを見てきました。システム管理とはいっても、コマンド操作を行ったり、専門的な用語や概念が理解できないまま設定を行ったり、するわけではないことがわかります。
コントロールパネルの操作に必要な用語は、そのほとんどが一般的に使われている言葉で、Webサイトの閲覧や、ECサイトでの物品の購入やサービスの申し込みを行う感覚で操作できるようになっています。これならば、専門的な知識をもったシステム管理者でなくても、必要な設定の変更を行いサーバの運用を行うことができるのではないでしょうか。
その一方で「これだけの設定で、安定したサーバを継続的に利用できるのだろうか?」と考える方もいるかもしれません。しかし、ここで取り上げたのは「マネージドサーバー」ですから、面倒なサーバ管理についてはコントロールパネルに表示されていないわけです。これは契約者が配慮しなくても、@YMCのエンジニアがきちんと設定し、運用してくれるわけです。これならば、Webとメールしか利用していないというような状況なら問題なく利用できます。
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提供:株式会社 アット・ワイエムシー
企画:シンクイット 企画営業部
制作:シンクイット 編集局・制作進行部
掲載内容有効期限:2007年6月17日
当記事は、右記サイトに掲載された時点の最新情報に基づき執筆されています。古い情報が含まれている可能性がありますので、ご了承ください(2012年12月時点)。